概 要

<物つくりの代表を育てる学科>
一般の人達にとって機械はなじみがない。しかし、家の中には家電や情報・通信機器があり、また家から一歩出ると、空には航空機が、海には船舶が、陸には自動車が走り、そして工場では産業機械やロボットが力強く稼動している。これらは機械技術者が精魂込めて作り上げた機器の集合体であり、トータルプラントである。それゆえ、機械技術者こそ物つくりの代表といっても過言ではない。
当学科では、重厚長大と軽薄短小の物つくりを担う技術者に必要な、
1.数学、科学、工学技術の知識を活用する能力
2.要求されるニーズに対してシステム、構成要素または工程を設計する能力
3.技術的課題を見極め、方策をまとめ、解決する能力
を養成する。
<何を学ぶのか>
大学で学ぶ工学は、社会に出て物つくりするときに知っていなければならない知識と技術ばかりである。工学がどういうところに応用され、何のために使われるのかを絶えず考えて学ぶ事が必要となる。また、工学を学ぶには基礎からの積み上げが必要である。
4年間のカリキュラムにおいては、体験学習を重視し、実験・実習、設計製図、演習を多く取り入れ、講義内容を具体的に理解できるように組まれている。
<卒業後は>
日進月歩の科学技術の世界では、大学4年間の勉学は重要な基礎部分であり、産業界はより深い専門知識と高度の研究開発能力を身につけた技術者を求めている。そのため、約1/3の学生は大学院へ進学し、研鑽を積んでいる。
当学科の卒業生は幅広い産業界から嘱望され、景気変動によらず、多くの優良企業から求人と推薦依頼を受けている。進路相談には教員が親身になって行う。
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