KANSAI UNIVERSITY
 
  
    
センター長(理工学研究科長) 長岡 康夫
 平成19年4月の工学部再編に伴って理工系3学部(システム理工学部、環境都市工学部、化学生命工学部)が誕生し、新しく9学科体制がスタートしました。また同時に、3学部横断的に教育・研究を技術面からしっかりと支援する目的で、理工学テクノサポートセンターが発足しました。これまでの技術教育のサポートは、主として学科個々に行われてきましたが、今後はこのセンターのもと、学部・学科を超えた総合的な視点で推進する方針をとり、技術支援体制の強化を図ります。
 
 このセンターの設置趣旨は、次のとおりです。21世紀産業社会が日進月歩で大きく変動していく中では、豊富な実習体験に基づく高度なスキルを具備し、専門性に優れた技術者が求められています。関西大学理工系3学部が、この社会の要請に応えて必要充分な技術教育を展開するには、より組織的でより機能的な技術支援体制をもつことが不可欠です。さらに、技術の伝承を図りつつ、ますます高度化しつつある機械装置や設備を駆使し、安全面にも十分な配慮の行き届いた効率的かつ効果的な教育・研究の環境を提供することも大切な要件です。また、学部学生の教育支援にとどまらず、大学院生の研究支援、さらには小中高校生を対象とした理工系教育の社会的な啓発活動などにおいても多大なる寄与が期待されています。本センターでは、3学部の理工系技術教育と大学院工学研究科の研究が円滑に、また活発に遂行できるよう、これらの役割を果たすことを目指しています。
 
 センターの具体的な機能としては、@実験実習支援、A装置・施設の維持管理・整備、B安全教育の企画・実施、C教育上の学科支援、D装置・器具の工作・試作、E技術教育に関わる化学分析・計測、F各種技術・実習セミナーの企画・実施などがあります。これらの業務については、理工系3学部の教員と密接に連携しつつ、テクノサポートチームが中心的な活動を行っています。今後さらに、理工系のTA(ティーチングアシスタント)やRA(リサーチアシスタント)、PD(ポスドクフェロー)も含めたスタッフの拡充を図り、関西大学の理工系教育・研究における技術支援力を一層強化したいと考えています。
564-8680 吹田市山手町3−3−35
 関西大学 理工学テクノサポートセンター
TEL: 06-6368-1121 EXT.3781
2016/10/03 更新